「JAGDA、、、、、いったい何？」
この記事を読んでくださっているほとんどの人が思うことでしょう。。
Japan Graphic Designers Association 通称JAGDA
今日は私が所属しているJAGDAについてちょっと紹介させていただきます。
どんな組織なのか
JAGDA（公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会）は、
1978年、戦後日本のグラフィックデザインの礎を築き、東京オリンピックポスターをはじめ数々の名作を残した
故・亀倉雄策らを中心に設立されました。
亀倉雄策 1997年5月11日逝去、享年82歳。
1964年の東京オリンピックロゴ
現在、約3,000名の会員を擁する日本で唯一のグラフィックデザイナーの全国組織です。
その活動は、年鑑の発行、展覧会やシンポジウムの開催、デザイン教育、公共デザインや地域振興への取り組み、国際交流など、
多岐にわたります。これらの活動を通して、JAGDAは日本のグラフィックデザインの発展と、
コミュニケーション環境の質的向上に大きく寄与してきました。
JAGDAのヴィジョン
日本グラフィックデザイナー協会は
グラフィックデザインの力を通じて
コミュニケーション環境の質的向上に寄与する。
- 広く社会や行政に向き合い、コミュニケーションにおけるデザインの可能性を問いかけ発信する。
- グラフィックデザイナーの職能の意味、役割、誇りを共有することで連携を持つ。
- 安心して仕事ができる環境を整備するとともに、職能の権利を保全する。
- 世代を超えてデザインの価値と伝統を受け継ぎながら、若い才能を啓発し、発見し、世界に送り出す。
- 日本の伝統と文化を継承し、更にグラフィックデザインにおける新たな発展と進化を目指す。
- 世界のデザイン活動の諸相との交流を深め、活動の意識と範囲を広げる。
JAGDAに入会するには
入会資格としては、
- グラフィックデザインの実務に2年以上従事している個人
- グラフィックデザインの教育に2年以上携わっている個人
- その他上記に規定する資格と同等の資格を有する個人
上記のどれかに該当していて推薦者（JAGDA正会員に限る）1名の署名・捺印が必要です。
その上で入会審査が行われ、無事審査に通ると晴れて入会となります。
申請書類には過去実績作品なども提出します。
また、入会金は個人30,000円、年会費は個人36,000円となっています。
賛助会員・フレンドメンバー・スチューデントメンバーなど様々な会員形式があるようです。
JAGDAの会員になると
会員になると会員証が発行され手元に届きます。
また、年鑑『Graphic Design in Japan』への作品応募、JAGDA新人賞への応募（＊年齢制限あり）
各種保険制度、福利厚生サービスの利用、AGDA発行の会報誌の無料送付、
デザイン用品・文具・画材等の割引購入制度などが特典として付随します。
年一回の総会・交流会
毎年一回、総会と交流会が行われます。
総会では一年間の事業報告・計画、収支予算の発表があります。
理事の選任なども会員の選挙によって選出されています。
今年の総会は上野の国立科学博物館講堂でおこなわれ、
交流会も上野の東京藝術大学の食堂でおこなわれました。
交流会では普段なかなか会うことができない会員同士の親睦の場となっています。
今年の総会会場は上野 国立科学博物館講堂
総会風景
＠交流会 パンダの被り物は実行委員の東京ブロックメンバーのみなさん
東京ミッドタウン・デザインハブ
JAGDAの事務局は六本木の東京ミッドタウン・デザインハブに併設されています。
東京ミッドタウン・デザインハブ｣は、2007年4月に開設したデザインネットワークの拠点です。
デザインのプロモーション・職能・研究教育という3つの異なる役割を担う機関が連携し、
デザインによって ｢人｣｢ビジネス｣｢知識｣ を結びつけ、展覧会やセミナーの開催、出版などで情報を発信しています。
東京ミッドタウン・デザインハブ 引用：http://designhub.jp/about/
最後に
いかがでしたか？JAGDAの紹介を簡単にさせてもらいました。
グラフィックデザイナーに求められる役割は昔と違って大きく変わってきました。
ただ、装飾されたものデザインされたものを作ることではなく
デザインを通じてブランディングやコミュニケーションを構築していける力が
グラフィックデザインにはあると思います。
価値あるデザインを創造し、社会に貢献していきたいと日々私は考えています。
JAGDAに興味があったり、入会したいという方がいましたらお気軽に連絡してくださいね。
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